研修会のお知らせ general meeting

2017年(平成29年) 日本関係学会第16回研修会のご案内

主 催 日本関係学会・研修委員会

「関係学の理論・技法・実践」
-実践から研究へ、研究から実践へ-講師: 吉川 晴美 氏 (東京福祉大学)

 関係学に基づく概念(考え方)と方法は、日頃の実践活動において新たな視点や方法を生み出す豊かな宝庫ではないかと考える。一方、実践の場は複雑で多様である。日々実践しながら研究・実証し、それを実践に活かすということはなかなか大変なことである。
 社会に出て私自身の第一歩は、より専門的な配慮が必要な子ども(要助児)との活動であった。何かと戸惑う新米の私を励まし鍛えてくれたのは、関係学の理論と方法、そしてそれを認め、今ここで新しく、面白がってやってみようとする療育スタッフとの集団指導の活動であり、それがまた、私自身の実践研究の原点のひとつとなっている。
 本研修会では、実践と研究をどのように結びつけるのか、その基盤にある関係学的方法(関係状況の捉え方、個と集団の相即的発展、チーム指導、など)について、あらためて探求していきたい。

日 程:
2017年6月24日(土) 午後1時30分〜4時30分
会 場:
家政学院大学三番町校舎
(総武線・地下鉄「飯田橋」駅 徒歩7分)
家政学院大学三番町校舎地図
アクセス:
(1) JR 中央線・総武線 東京メトロ 有楽町線・南北線 都営地下鉄 新宿線
 「市ヶ谷駅」から徒歩約8分(地下鉄 A3番出口)
(2) 東京メトロ 半蔵門線 「半蔵門駅」から徒歩約8分(5番出口)
(3) 東京メトロ 東西線 「九段下駅」から徒歩約12分(2番出口)
参加費:
会員2000円 非会員3000円 学生1000円
【問合せ先】
日本関係学会研修委員会
メールアドレス:taihei_sugisan@yahoo.co.jp
【申込方法】
別紙のFAX用紙でFAXにてお申込みの上、直接ご来場ください。
※FAX用紙(PDFファイル)はこちらからダウンロードして下さい。
FAX:048-977-8567  杉本太平(自宅FAX) 研修委員会

【日本関係学会第39回大会】
(詳細お問合せ先:大会準備委員会 まで)
2017年6月25日(日)午前10時〜午後5時 家政学院大学三番町校舎
研究発表・クリエイティブ・フォーラム 大会テーマ「関係学の理論・技法・実践」

過去の研修会

研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。

開催回開催月日講師名所属テーマ
第1回2002年6月15日吉川晴美東京家政学院大学人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法―
第2回2003年6月14日佐藤啓子文教大学人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から―
第3回2004年6月19日浅野恵美子フリー研究者自然・文化・沖縄から考える人間のこころ
第4回2005年6月4日武藤安子横浜国立大学事例研究における関係学的理解
第5回2006年6月3日畠中徳子立教女学院短期大学21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学
第6回2007年6月2日三神静子玩具文化研究所子どものおもちゃの関係学的理解
第7回2008年6月14日日吉佳代子宇都宮短期大学教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践
第8回2009年6月6日春原由紀武蔵野大学DV被害母子への支援の実際
第9回2010年6月5日田中佑子諏訪東京理科大学研究方法論と関係学
第10回2011年6月5日矢吹芙美子共立女子大学共に育つ発達評価法
第11回2012年6月2日武藤安子横浜国立大学名誉教授「かかわり」の科学の探究
第12回2013年6月8日土屋明美東京薬科大学・
日本心理劇協会
「即する」関係から「共に育つ」関係へ
第13回2014年6月7日小野眞理子東京家政学院大学関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」
第14回2015年6月13日曽根絢子看護心理劇研究会看護臨床における関係学理論の実践
第15回2016年6月11日小里國恵日本心理劇協会親支援としての心理劇