会長よりご挨拶 greeting of president

ご挨拶

小里國惠

 皆さま、日本関係学会のホームページにようこそ!2019年4月から2年間、会長を務めることになりました。
 関係学の学術誌『関係学研究』が創刊されたのが1972年、関係学会設立は7年後の1979年でした。1994年には『関係学ハンドブック』を発行、その後30年を経た2011年秋には記念誌『関係<臨床・教育>−気づく・学ぶ・活かす−』を出版しました。毎年6月に開催される学会大会では、研究発表やクリエイティブ・フォーラム企画があります。2017年第39回大会では関係学の創始者松村康平先生の生誕100年記念の催しを致しました。大会前日の研修会は2019年に18回目、夏期冬期に関係学会が共催する日本心理劇協会の研修会は127回目を迎えます。
 このようにいくつかの節目を経ながら継続研究をすすめている当学会ですが、皆さまはいつ、どんな機会に、関係学に触れられたでしょうか?今、これからという方もいらっしゃると思います。
 説明するまでもないかも知れませんが、学会トップページにある関係構造図で描かれている3つの円について初心に返って述べたいと思います。それぞれ左から<内在的かかわり><内接的かかわり><接在的かかわり><外接的かかわり><外在的かかわり>を示しています。自己・人・物・集団・状況という関係的に構成される単位がどのように位置づいているかを理論的に示すという点で、研究をすすめる上でも、また実践活動においても手がかりになる図です。
 今、目の前の課題を関係という視点でとらえ、かかわりを持つ各々が共に活かされるよう、研究・実践の技法を磨き、新たな解決に向かう−図で表せば3つの輪が重なる「接在」に関係が動き、結果として「接在共存状況(平和な状況)」が顕在化するよう試みを続ける−関係学の道筋は、どの領域においても、また学際的な活動にも共通すると考えます。
 特色ある当学会に皆さまのご参加を得て、今後も関係学を発展させていきたいと願っています。

歴代会長

初代会長1979年6月〜松村康平(お茶の水女子大学)
2代会長2000年4月〜黒田淑子(お茶の水女子大学)
3代会長2002年4月〜畠中徳子(立教女学院短期大学)
4代会長2004年4月〜武藤安子(横浜国立大学)
5代会長2006年4月〜吉川晴美(東京家政学院大学)
6代会長2009年4月〜春原由紀(武蔵野大学)
7代会長2011年4月〜土屋明美(東京薬科大学)
8代会長2013年4月〜田中佑子(諏訪東京理科大学)
9代会長2015年4月〜水流恵子(原宿カウンセリングセンター)
10代会長2017年4月〜矢吹芙美子(東京福祉大学)