主 催 日本関係学会・研修委員会
看護臨床における関係学理論の実践
講師:曽根 絢子 (看護心理劇研究会)
看護は有史以来、人の疾病や傷害からの回復、健康の保持増進の支援にかかわってきました。そのかかわりは、根源的接在共存状況を基盤として、健康課題を持つ人が、健康を発展させることを目的としています。
役割としては、状況を形成する自己・人・物のうち、主に人との関係の発展を担います。
看護は、人が生活するさまざまな場所で行われます。
看護と介護は発生根拠を同じくし、生活支援の部分は協働して行います。
本研修では、行為法(心理劇)を通して、共にふるまい、看護・介護に役立つ関係発展の技法を発見していけたらいいと思います。
【日本関係学会第37回大会】
(詳細お問合せは:大会準備委員会 kankeigaku37@gmail.com まで)
2015年6月14日(日)午前10時〜午後5時 東京薬科大学千代田サテライトキャンパス
研究発表・クリエイティブ・フォーラム「子どもと家族の今、これから−共に育つ支援へ−」
研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。
開催回 | 開催月日 | 講師名 | 所属 | テーマ |
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第1回 | 2002年6月15日 | 吉川晴美 | 東京家政学院大学 | 人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法― |
第2回 | 2003年6月14日 | 佐藤啓子 | 文教大学 | 人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から― |
第3回 | 2004年6月19日 | 浅野恵美子 | フリー研究者 | 自然・文化・沖縄から考える人間のこころ |
第4回 | 2005年6月4日 | 武藤安子 | 横浜国立大学 | 事例研究における関係学的理解 |
第5回 | 2006年6月3日 | 畠中徳子 | 立教女学院短期大学 | 21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学 |
第6回 | 2007年6月2日 | 三神静子 | 玩具文化研究所 | 子どものおもちゃの関係学的理解 |
第7回 | 2008年6月14日 | 日吉佳代子 | 宇都宮短期大学 | 教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践 |
第8回 | 2009年6月6日 | 春原由紀 | 武蔵野大学 | DV被害母子への支援の実際 |
第9回 | 2010年6月5日 | 田中佑子 | 諏訪東京理科大学 | 研究方法論と関係学 |
第10回 | 2011年6月5日 | 矢吹芙美子 | 共立女子大学 | 共に育つ発達評価法 |
第11回 | 2012年6月2日 | 武藤安子 | 横浜国立大学名誉教授 | 「かかわり」の科学の探究 |
第12回 | 2013年6月8日 | 土屋明美 | 東京薬科大学・ 日本心理劇協会 | 「即する」関係から「共に育つ」関係へ |
第13回 | 2014年6月7日 | 小野眞理子 | 東京家政学院大学 | 関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」 |
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