主 催 日本関係学会・研修委員会
親支援としての心理劇
講師:小里 國恵氏(日本心理劇協会)
関係学の創始者・松村康平先生が唱えた「理論即技法即実践」の理念のもと、これまで関係学を基盤とした心理劇の実践・研究が長年積み重ねられています。
私は、ここ数年、親自身が立ち上げた「ひきこもりの親の会」に心理劇を通じてかかわってきました。今回日本関係学会のプロジェクト研究で、親支援としての心理劇の意義について研究をまとめるにあたって、状況の発展をもたらす研究者の役割と責任をあらためて感じました。
この研修会では、皆さんと心理劇をしながら、共に支え合う社会や家族への理解を深め、親支援の心理劇技法をさらに工夫していきたいと考えています。
【日本関係学会第38回大会】
(詳細お問合せ先:大会準備委員会 kankeigaku38@gmail.com まで)
2016年6月12日(日)午前10時〜午後5時 東京薬科大学千代田サテライトキャンパス
研究発表・クリエイティブ・フォーラム 大会テーマ「関係状況における行為 ー心理劇の展開」
研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。
開催回 | 開催月日 | 講師名 | 所属 | テーマ |
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第1回 | 2002年6月15日 | 吉川晴美 | 東京家政学院大学 | 人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法― |
第2回 | 2003年6月14日 | 佐藤啓子 | 文教大学 | 人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から― |
第3回 | 2004年6月19日 | 浅野恵美子 | フリー研究者 | 自然・文化・沖縄から考える人間のこころ |
第4回 | 2005年6月4日 | 武藤安子 | 横浜国立大学 | 事例研究における関係学的理解 |
第5回 | 2006年6月3日 | 畠中徳子 | 立教女学院短期大学 | 21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学 |
第6回 | 2007年6月2日 | 三神静子 | 玩具文化研究所 | 子どものおもちゃの関係学的理解 |
第7回 | 2008年6月14日 | 日吉佳代子 | 宇都宮短期大学 | 教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践 |
第8回 | 2009年6月6日 | 春原由紀 | 武蔵野大学 | DV被害母子への支援の実際 |
第9回 | 2010年6月5日 | 田中佑子 | 諏訪東京理科大学 | 研究方法論と関係学 |
第10回 | 2011年6月5日 | 矢吹芙美子 | 共立女子大学 | 共に育つ発達評価法 |
第11回 | 2012年6月2日 | 武藤安子 | 横浜国立大学名誉教授 | 「かかわり」の科学の探究 |
第12回 | 2013年6月8日 | 土屋明美 | 東京薬科大学・ 日本心理劇協会 | 「即する」関係から「共に育つ」関係へ |
第13回 | 2014年6月7日 | 小野眞理子 | 東京家政学院大学 | 関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」 |
第14回 | 2015年6月13日 | 曽根絢子 | 看護心理劇研究会 | 看護臨床における関係学理論の実践 |
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