主 催 日本関係学会・研修委員会
「私の臨床実践を振り返る〜理論編と実践編」
講師: 信田さよ子 先生
(原宿カウンセリングセンター)
講師プロフィール:公認心理師・臨床心理士・原宿カウンセリングセンター所長
日本臨床心理士会理事・日本外来精神医療学会常任理事・日本アルコール関連問題学会理事・日本関係学会運営委員 等
アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待などに悩む人たちをはじめとして、広く家族の問題のカウンセリングを行っている。著書として『アディクションアプローチ』『DVと虐待』(以上、医学書院)『依存症』(文春新書)『依存症臨床論』(青土社)『アディクション臨床入門』(金剛出版)『母が重くてたまらない・墓守娘の嘆き』『さよなら、お母さん』『家族のゆくえは金しだい』(春秋社)「母・娘・祖母の共存するために」(朝日新聞出版、2017)最新刊は「『性』なる家族」春秋社(2019) 等
【講師からのメッセージ】
松村先生の研究室(児童臨床研究室)で学んでから、50年近く経った。半世紀を過ぎてもまだ臨床活動を続けているのだが、この機会にその流れを振り返ってみることにする。
理論編と実践編に分け、前半は私のスタートから今日までの考え方の変化、関心領域の拡大について順にお話ししたい。後半は現在カウンセリングセンターで実施中のグループカウンセリングを心理劇的に紹介したい。
研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。
開催回 | 開催月日 | 講師名 | 所属 | テーマ |
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第1回 | 2002年6月15日 | 吉川晴美 | 東京家政学院大学 | 人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法― |
第2回 | 2003年6月14日 | 佐藤啓子 | 文教大学 | 人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から― |
第3回 | 2004年6月19日 | 浅野恵美子 | フリー研究者 | 自然・文化・沖縄から考える人間のこころ |
第4回 | 2005年6月4日 | 武藤安子 | 横浜国立大学 | 事例研究における関係学的理解 |
第5回 | 2006年6月3日 | 畠中徳子 | 立教女学院短期大学 | 21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学 |
第6回 | 2007年6月2日 | 三神静子 | 玩具文化研究所 | 子どものおもちゃの関係学的理解 |
第7回 | 2008年6月14日 | 日吉佳代子 | 宇都宮短期大学 | 教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践 |
第8回 | 2009年6月6日 | 春原由紀 | 武蔵野大学 | DV被害母子への支援の実際 |
第9回 | 2010年6月5日 | 田中佑子 | 諏訪東京理科大学 | 研究方法論と関係学 |
第10回 | 2011年6月5日 | 矢吹芙美子 | 共立女子大学 | 共に育つ発達評価法 |
第11回 | 2012年6月2日 | 武藤安子 | 横浜国立大学名誉教授 | 「かかわり」の科学の探究 |
第12回 | 2013年6月8日 | 土屋明美 | 東京薬科大学・ 日本心理劇協会 | 「即する」関係から「共に育つ」関係へ |
第13回 | 2014年6月7日 | 小野眞理子 | 東京家政学院大学 | 関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」 |
第14回 | 2015年6月13日 | 曽根絢子 | 看護心理劇研究会 | 看護臨床における関係学理論の実践 |
第15回 | 2016年6月11日 | 小里國恵 | 日本心理劇協会 | 親支援としての心理劇 |
第16回 | 2017年6月24日 | 吉川晴美 | 東京福祉大学 | 関係学の理論・技法・実践 |
第17回 | 2018年6月23日 | 義永睦子 | 武蔵野大学 | 子どもの相談への関係学の活用 |
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