日本関係学会第19回研修会 中止のお知らせ
コロナウィルス蔓延に伴い、非常事態宣言が出され、人の移動が制限される事態となってまいりました。本学会研修会も参加者・関係者・会員の安全を第一に考え、中止という判断をさせていただきました。会員・関係者の皆様にはご了解いただきますようお願い申し上げます。
皆様と共にこの事態を乗り越えて、共に学び合える研修会が少しでも早く実施できることを願いますと同時に、皆様のご健勝を心より祈念申し上げます。
2020年4月12日
日本関係学会研修委員会 委員長 杉本太平
主 催 日本関係学会・研修委員会
「災害被災者支援の実践」
―専門家が構築する支援力と受援力とは―
講師: 坂本佳代子 先生
(所属 聖学院大学 坂本福祉相談事務所)
講師プロフィール:お茶の水女子大学大学院にて、松村康平先生に師事 修士修了
一貫して障害者福祉現場にて支援の実践に携わる。定年退職後、独立型社会福祉士事務所としての坂本福祉相談事務所を開設し、所長。また後継者養成を主目的として、聖学院大学児童学科にて保育者養成を担い2018年3月退職。現在同大学非常勤講師。
(研修 概要)
現下私達には、いつ・どこで・どのような災害に直面するかの予測をして生活することが必要となってきている。ここでは東日本大震災から2019年台風19号までの坂本の被災者支援実践を検証しつつ、紹介する。そのことを一つのきっかけとして、私達専門家が、各自のおかれた状況下で対処すべき判断・行動を、行為法を取り入れながら学び合う研修を行う。
研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。
開催回 | 開催月日 | 講師名 | 所属 | テーマ |
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第1回 | 2002年6月15日 | 吉川晴美 | 東京家政学院大学 | 人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法― |
第2回 | 2003年6月14日 | 佐藤啓子 | 文教大学 | 人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から― |
第3回 | 2004年6月19日 | 浅野恵美子 | フリー研究者 | 自然・文化・沖縄から考える人間のこころ |
第4回 | 2005年6月4日 | 武藤安子 | 横浜国立大学 | 事例研究における関係学的理解 |
第5回 | 2006年6月3日 | 畠中徳子 | 立教女学院短期大学 | 21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学 |
第6回 | 2007年6月2日 | 三神静子 | 玩具文化研究所 | 子どものおもちゃの関係学的理解 |
第7回 | 2008年6月14日 | 日吉佳代子 | 宇都宮短期大学 | 教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践 |
第8回 | 2009年6月6日 | 春原由紀 | 武蔵野大学 | DV被害母子への支援の実際 |
第9回 | 2010年6月5日 | 田中佑子 | 諏訪東京理科大学 | 研究方法論と関係学 |
第10回 | 2011年6月5日 | 矢吹芙美子 | 共立女子大学 | 共に育つ発達評価法 |
第11回 | 2012年6月2日 | 武藤安子 | 横浜国立大学名誉教授 | 「かかわり」の科学の探究 |
第12回 | 2013年6月8日 | 土屋明美 | 東京薬科大学・ 日本心理劇協会 | 「即する」関係から「共に育つ」関係へ |
第13回 | 2014年6月7日 | 小野眞理子 | 東京家政学院大学 | 関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」 |
第14回 | 2015年6月13日 | 曽根絢子 | 看護心理劇研究会 | 看護臨床における関係学理論の実践 |
第15回 | 2016年6月11日 | 小里國恵 | 日本心理劇協会 | 親支援としての心理劇 |
第16回 | 2017年6月24日 | 吉川晴美 | 東京福祉大学 | 関係学の理論・技法・実践 |
第17回 | 2018年6月23日 | 義永睦子 | 武蔵野大学 | 子どもの相談への関係学の活用 |
第18回 | 2019年6月22日 | 信田さよ子 | 原宿カウンセリング センター | 私の臨床実践を振り返る〜理論編と実践編 |
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