主 催 日本関係学会・研修委員会
「心理臨床の実践ー関係学の理論・技法に支えられてー」講師: 水流 恵子 先生
(公認心理師・臨床心理士)
講師プロフィール:お茶の水女子大学児童学科児童臨床研究室にて松村康平先生に師事する。
保健所での発達相談、教育相談センター、青少年教育相談センターでの教育相談、看護専門学校や大学で学生相談に携わった。1998年から2022年まで私設心理相談機関での心理相談に従事した。
(研修 概要)
私は、関係学・心理劇の理論や技法をよりどころとして心理臨床に携わってきた。
松村康平先生を始めとする、共に学び、育つ場を担う方たちの存在があり、児童臨床研究会、児童集団研究会、心理劇研修会、関係状況療法研究会、日本関係学会プロジェクト研究への参加などが学びの場としてあった。本研修会では、発達相談(−関係学・心理劇式− 共に育つ発達評価法)、私設心理相談(MERC:虐待に対する援助のフォーマット作成に関する研究、オープンダイアローグ)、教育相談(子育てに悩む保護者を対象としたセミナー)などの実践を紹介し、関係学とのかかわりについて述べたい。
関係学・心理劇の理論や技法は様々な領域での実践に活かされていると思う。個人的な体験を基にお話しすることになるが、参加者と共有できることを願っている。
※現在、大会に準じてリアル研修会での開催を予定しています。
コロナによる社会状況の変化に伴う、開催方法の変更の際は申込者にはメールでお知らせします。
参加費は、開催方法に限らず一律、口座振込みとします。
参加申し込みをされた方には、メールにて参加費の振込先の情報をご連絡申し上げます。
振り込み期限は2023年6月2日(金)とします。
ご不明な点がありましたら研修委員会にお問い合わせください。
研修委員会は、関係学の普及を目的にして2002年度より大会の前日に関係学研修会を開催している。
現在までの講師とテーマは以下の通りである。
開催回 | 開催月日 | 講師名 | 所属 | テーマ |
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第1回 | 2002年6月15日 | 吉川晴美 | 東京家政学院大学 | 人間関係を学ぶ―関係学の理論と技法― |
第2回 | 2003年6月14日 | 佐藤啓子 | 文教大学 | 人とのかかわりを創る・築く・続ける―起動点の成立と移動から― |
第3回 | 2004年6月19日 | 浅野恵美子 | フリー研究者 | 自然・文化・沖縄から考える人間のこころ |
第4回 | 2005年6月4日 | 武藤安子 | 横浜国立大学 | 事例研究における関係学的理解 |
第5回 | 2006年6月3日 | 畠中徳子 | 立教女学院短期大学 | 21世紀の子育てを考える―今日の家庭教育と関係学 |
第6回 | 2007年6月2日 | 三神静子 | 玩具文化研究所 | 子どものおもちゃの関係学的理解 |
第7回 | 2008年6月14日 | 日吉佳代子 | 宇都宮短期大学 | 教育とは何か〜学生の学ぶ喜びを実現する授業実践 |
第8回 | 2009年6月6日 | 春原由紀 | 武蔵野大学 | DV被害母子への支援の実際 |
第9回 | 2010年6月5日 | 田中佑子 | 諏訪東京理科大学 | 研究方法論と関係学 |
第10回 | 2011年6月5日 | 矢吹芙美子 | 共立女子大学 | 共に育つ発達評価法 |
第11回 | 2012年6月2日 | 武藤安子 | 横浜国立大学名誉教授 | 「かかわり」の科学の探究 |
第12回 | 2013年6月8日 | 土屋明美 | 東京薬科大学・ 日本心理劇協会 | 「即する」関係から「共に育つ」関係へ |
第13回 | 2014年6月7日 | 小野眞理子 | 東京家政学院大学 | 関係を考える「日本語を使う、遊ぶ」 |
第14回 | 2015年6月13日 | 曽根絢子 | 看護心理劇研究会 | 看護臨床における関係学理論の実践 |
第15回 | 2016年6月11日 | 小里國恵 | 日本心理劇協会 | 親支援としての心理劇 |
第16回 | 2017年6月24日 | 吉川晴美 | 東京福祉大学 | 関係学の理論・技法・実践 |
第17回 | 2018年6月23日 | 義永睦子 | 武蔵野大学 | 子どもの相談への関係学の活用 |
第18回 | 2019年6月22日 | 信田さよ子 | 原宿カウンセリング センター | 私の臨床実践を振り返る〜理論編と実践編 |
第19回 | 中止 | |||
第20回 | 2021年6月19日 | 坂本佳代子 | 聖学院大学 坂本福祉相談事務所 | 災害被災者支援の実践―専門家が構築する支援力と受援力とは― |
第21回 | 2022年6月18日 | 日吉佳代子 | NPO法人親子育 理事 | 親は、親になる学びをどこでしているの?―子育て支援の現状と課題― |
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